ガレージハウス／KAI annex（カイ・アネックス）

母屋に付属していた車庫棟を、趣味のバイクのための離れとして建て替えた。南側の隣地境界線沿いの隙間に巾２．５ｍ奥行１５ｍの木箱を配置し、母屋の２階リビングへの陽光を確保するため、中央部を平屋としながら、東西の日射角度と周囲からの視線に配慮してその輪郭を決定した。その結果、２階部分は東西に分割され、それぞれ独立したスペースとして階下とつながることとなった。用途上、仕上げは無く、鉄筋コンクリート擁壁、構造用合板、電線や配管が室内にあらわしになっており、９１センチ間隔に連続する構造体の木格子とともに、工業的でストイックなスペースを構成している。

建設地

横浜市

延床面積

58.84㎡（坪）